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大会のみどころ−混戦を制するのは−

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昨年は田山秋恵(大阪)が松本弥月(当時、福岡)に面を2本連取し、本大会出場2回目にして初優勝を勝ち取った。
この両者には —本年5月の第16回世界剣道選手権大会(16WKC)の個人戦に出場、田山は準々決勝で元保警<ウォンポギョン>(韓国)に敗れるが、その元を松本が決勝でたたきWKC初優勝を成す— という後日談がある。

本大会にはこの両者を含め16WKC選手10名中6名が出場する。

また今回、歴代選手権者が6名出場するが、特筆すべきは第21回大会(昭和57年)に鹿児島から高校生(17歳)二段で初優勝を遂げて以来、黄金の一時代を築いた寺地里美(旧姓、福之上・東京)教士七段が15年ぶり16回目の出場で返り咲く。
そしてその福之上を彷彿させる高校剣士、後藤(晴)・古川・五十嵐(紗)の3名が初々しくデビューを飾る。

さらには本大会3連覇を含む過去5回頂点を極めた村山千夏(埼玉)が最多22回目出場で6度目の優勝に —また結婚5年目、2人の乳幼児をかかえ今回11回目の出場を果たした小津野祐佳(旧姓、坪田・岡山)は3度目の優勝に— それぞれ、今一度照準を合わす。

第1ブロックは、トーナメント表1番の鷹見を最有力と見る。技が多彩なオールラウンドプレイヤーで突き技に妙味をもつ鷹見は、今16WKC個人では3位にとどまるが、14WKC個人優勝・15WKC団体優勝の実績を持つ。
その鷹見を阻むのは竹村か。本年の全日本都道府県女子大会で岐阜優勝の原動力となった竹村であるが、その勢いを本大会にどこまで持ち込むことができるか。
その次には本年の教職員大会で個人優勝を果たした藤本をあげたい。激戦区の京都から、初出場ながらも実力十分と見る。
下の段では16WKC団体優勝のメンバー吉田と本大会常連の後藤(今)が有力視される。
1回戦を見渡せば、高校生・後藤(晴)と大学生・大西の一戦が面白い。また、この勝者が並み居る有力選手といかに渡り合うかに興味がそそられる。

第2ブロックは、ベテラン勢がうち揃う。本大会には七段の選手が3名出場するが、その寺地・福田・村山のすべてがここに集まる。また、歴代選手権者6名のうち田山(第53回)・寺地(第21・23回)・村山(第44・45・46・48・50回)・小津野(第41・47回)の4名が所狭しと踵を接する。
注目すべきは図末-田山の取組である。図末は本年の全日本学生選手権2位と上り調子で、田山が連覇を狙うならば、まずこの第一関門突破がカギ。
そして剣道ならでは、最年長・51歳の寺地が20代や10代の若手を相手にどのような立ち回りを展開するかが一番の見もの。
また、その下に位置する福田にも注目したい。福田は、同都道府県女子では主軸として長崎を2位にまで引き上げ、決勝の岐阜戦ではもう一歩へと詰め寄る活躍を見せる。本大会では今まで3位を最高位とするが、教士となり新たな境地がひらいかれたか、2年ぶり17回目の出場にして、何かが起こりそうな期待感が高まる。
さらにブロック下では、前述した村山・小津野が2回戦で当たる配置となっている。往年の好敵手、相譲らずの一戦が楽しみである。
これらのベテラン勢に刃向かう急先鋒としては、このところ成長著しい遠山の名前があげられる。どのような局面からも意のままに技を繰り出すことができる遠山、この若き手法がどこまで選手権の舞台で通じるか。

第3ブロック上の段は、まず第49回大会覇者の正代(旧姓、石突)を有望と見る。正代、得意の引き技がどこまで冴えを見せるか。その下には昨年の全国警察選手権者の大石と教職員で名を成しWKC団体優勝2回・個人3位の実績を有する下川がおり、虎視眈々と上位進出をうかがう。
下の段では、全日本学生大会団体優勝と個人優勝2回の津田、そして本大会優勝候補の筆頭格として松本が厳然と配されている。松本は、本年から神奈川県警に奉職、抜群の集中力と安定感でもって16WKC優勝の勢いと昨年決勝で田山に敗れた悔しさをバネに初優勝に挑む。

第4ブロック上の段は、16WKC団体で活躍、面と突きを得意とする渡邊と、本大会第51・52回連覇、また14・15・16WKCと3つの団体優勝に大きく貢献した山本との対戦は必至。前に出る気迫が鋭い渡邊とここ一番での勝負強さに長ける山本との一戦は白眉。この両者の間に伏兵は現れるか否か。
下の段では、変幻自在の剣風で場をわかすベテラン興梠が中心的存在である。その対抗としては伸びのある面技が持ち味の迫があげられる、が、また、見逃せない名手として田中がいる。

などなど、今大会は話題性が豊富で、また近年にない混戦が予想される。はたしてどの剣士の頭上に栄冠が輝くのか。ぜひ観戦されたし。

剣窓編集委員 真砂 威

前年度優勝:田山秋恵選手

選手の氏名等は一部常用漢字に変更しております。
写真は、前年度優勝の田山秋恵選手。


開催案内ポスター

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第63回全日本剣道選手権大会の「開催案内ポスター」を掲載しました。ご活用ください。

第63回全日本剣道選手権大会ポスター

ここに掲載したポスター(データ)は、選手権大会をみんなで盛り上げようという目的での使用であればご自由にお使いください。

ご自身の運営する個人サイトや剣友会・道場などのサイト内でこの大会のPR活動にご協力いただければ幸いです。

(注意)このポスターのサイズ変更は自由。改変や目的以外での2次的な使用などは禁止します。

ポスターのPDF版はここをクリックしてください。

大会当日の情報提供について

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2015年9月13日(日)、兵庫県立武道館にて開催される「第54回全日本女子剣道選手権大会」は、インターネットを通して、世界各地の剣道愛好家へ迅速に大会情報をお伝えする準備を進めています。

スタッフ一同頑張りますので、みなさまの暖かいご支援をよろしくお願いいたします。

第54回全日本女子剣道選手権大会において利用を予定しているソーシャルメディア(外部サービス)のURLは以下の通りです。

ソーシャルメディア URL
USTREAM  http://www.ustream.tv/channel/aj-kendo-f
facebook  http://www.facebook.com/kendo.jp
Twitter  http://twitter.com/ajkendof
You Tube  http://www.youtube.com/user/ZennipponKendoRenmei
Flickr  http://www.flickr.com/photos/aj_kendo_f/

 

杖道六段審査会(東京)要項抜粋

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期  日

平成28年1月15日(金)

受付開始・終了および審査開始時刻

  1. 審査受付開始・終了
    受付時間 午前9時〜9時30分まで
  2. 審査開始時刻
    審査開始 午前10時(予定)

会  場

江戸川区スポーツセンター
(東京都江戸川区西葛西4-2-20)電話 03-3675-3811

審査方法

全日本剣道連盟 杖道称号・段位審査規則・細則ならびに同実施要領による。

審査科目

実技審査 6本
・全剣連杖道6本を課し「仕」・「打」交替して行うものとする。
・なお全剣連杖道6本については当日指定する。

受審資格

平成23年1月31日以前に五段を取得した者。

年齢基準

審査日の当日(平成28年1月15日)とする。

合格発表

審査終了後、受審番号により合格者を発表する。
後日、合格者決定通知と証書を各都道府県剣道連盟に送付するとともに全剣連月刊「剣窓」3月号および全剣連ホームページに合格者の氏名を掲載する。

安全対策

受審者は、各自十分健康管理に留意し本審査会に参加すること。
高齢の受審者については、特に留意のこと。
主催者において、審査実施中、傷害発生の場合は、医師または看護師により応急処置を講じ、病院等で治療を受けられるよう手配する。この場合、当日の治療費(手術、入院費は含まない)は主催者が負担する。なお、主催者は、審査中の受審者の事故に対し(審査会場への往復途上を含む)、傷害保険に加入する。受審者は、健康保険証を持参のこと。

個人情報保護法への対応

申込書に記載される個人情報(登録県名、漢字氏名、カナ氏名、生年月日、年齢、称号・段位、職業等)は全日本剣道連盟および地方代表団体(各都道府県剣道連盟)が実施する本審査会運営のために利用する。なお、登録県名、氏名、年齢等の最小限の個人情報は必要の都度、目的に合わせ公表媒体(掲示用紙、ホームページ、剣窓等)に公表することがある。更に、剣道の普及発展のためマスコミ関係者に必要な個人情報を提供することがある。

注意事項

  1. 受審者は各都道府県剣道連盟に本人の申込受理の確認を審査会前日までに行い参加すること。
  2. 審査会場に車での来場は一切禁止する。

杖道七段審査会(東京)要項抜粋

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期  日

平成28年1月15日(金)

受付開始・終了および審査開始時刻

  1. 審査受付開始・終了
    受付時間 午前9時〜9時30分まで
  2. 審査開始時刻
    審査開始 午前10時(予定)

会  場

江戸川区スポーツセンター
(東京都江戸川区西葛西4-2-20)電話 03-3675-3811

審査方法

全日本剣道連盟 杖道称号・段位審査規則・細則ならびに同実施要領による。

審査科目

実技審査 6本
・全剣連杖道6本を課し「仕」・「打」交替して行うものとする。
・なお全剣連杖道6本については当日指定する。

受審資格

平成22年1月31日以前に六段を取得した者。

年齢基準

審査日の当日(平成28年1月15日)とする。

合格発表

審査終了後、受審番号により合格者を発表する。
後日、合格者決定通知と証書を各都道府県剣道連盟に送付するとともに全剣連月刊「剣窓」3月号および全剣連ホームページに合格者の氏名を掲載する。

安全対策

受審者は、各自十分健康管理に留意し本審査会に参加すること。
高齢の受審者については、特に留意のこと。
主催者において、審査実施中、傷害発生の場合は、医師または看護師により応急処置を講じ、病院等で治療を受けられるよう手配する。この場合、当日の治療費(手術、入院費は含まない)は主催者が負担する。なお、主催者は、審査中の受審者の事故に対し(審査会場への往復途上を含む)、傷害保険に加入する。受審者は、健康保険証を持参のこと。

個人情報保護法への対応

申込書に記載される個人情報(登録県名、漢字氏名、カナ氏名、生年月日、年齢、称号・段位、職業等)は全日本剣道連盟および地方代表団体(各都道府県剣道連盟)が実施する本審査会運営のために利用する。なお、登録県名、氏名、年齢等の最小限の個人情報は必要の都度、目的に合わせ公表媒体(掲示用紙、ホームページ、剣窓等)に公表することがある。更に、剣道の普及発展のためマスコミ関係者に必要な個人情報を提供することがある。

注意事項

  1. 受審者は各都道府県剣道連盟に本人の申込受理の確認を審査会前日までに行い参加すること。
  2. 審査会場に車での来場は一切禁止する。

プログラム先行販売について

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例年通り、第63回全日本剣道選手権大会の「プログラム先行販売」を行います。

“少しでも早くプログラムを手にしたい”あるいは、“大会会場へは行かれないがプログラムだけは購入したい”という方は、以下の方法でお申し込みください。

申 込 方 法

「郵便振替」または「現金書留」のいずれかでお願いします。

郵便振替

加入者名 全日本剣道連盟
口座番号 00120-6-57069
通信欄に必ず「全日本選手権大会プログラム」と明記してください。

現金書留

以下の住所へご送金ください。
〒102-0074
東京都千代田区九段南2-3-14 靖国九段南ビル2F
「全日本剣道連盟 宛」
同じく「全日本選手権大会プログラム」と明記し同封してください。

販 売 価 格

1部 1,000円(消費税・送料込み)

発 送 時 期

10月下旬のご郵送になります。

問い合わせ先

全日本剣道連盟 総務部門 広報担当まで
電話 03-3234-6271 / FAX 03-3234-6007

テレビ放送について

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今年の第63回全日本剣道選手権大会は、従来通りのNHK「総合」での放送に加え、 それより早い段階(2回戦からを予定)の模様をNHK「BS1」で放送することが決定いたしました。是非、ご覧ください。

NHK BS1

2015年11月3日(祝・火)13:00〜16:00 「180分」

NHK 総合

2015年11月3日(祝・火)16:00〜17:30「90分」

 テレビ局の都合により、放送時間等、変更する場合もあります。ご注意ください。

記者説明会を開催

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本日2015年10月14日水曜日、午後4時から日本体育協会記者クラブ(渋谷区、岸記念体育会館内)において、第63回全日本剣道選手権大会の「記者説明会」を開催いたしました。

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この記者説明会には、10数名の記者のみなさまにお集まりいただきました。

はじめに、福本修二副会長兼専務理事より挨拶ならびに今大会の見どころ等の説明があり、続いて、全剣連事務局(事業部門)から今大会の概要・組合せ・出場選手のプロフィールなどの配布資料の確認、それに基づいての説明をしたのち、記者のみなさまとの質疑応答を行い、説明会は1時間程度で終了しました。

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インターネット中継に関するプレスリリース

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本日2015年10月14日水曜日、午後4時から日本体育協会記者クラブ(渋谷区、岸記念体育会館内)にて行った、記者説明会の際に配布したプレスリリース「インターネット中継のお知らせ」を掲載いたしました。


報道関係者各位

平成27年10月14日
全日本剣道連盟

第63回全日本剣道選手権大会 インターネット中継のお知らせ

拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

さて、来る11月3日(祝・火)、日本武道館に於いて全日本剣道連盟主催による「第63回全日本剣道選手権大会」を開催いたします。
本大会は、全国各都道府県の予選を勝ち抜いた、心技力に最も優れた選手が天皇盃の獲得を目指して試合するとともに、剣道の真価を世に示し広く社会よりの認識を深めようとするものです。

今年も当連盟は、大会当日にインターネット/ソーシャルメディアを活用した情報提供をさせて頂く予定です。会場に来られない皆様のために、パソコンやスマートフォンからでも試合の映像をリアルタイムにご覧頂ける Ustream 中継(http://www.ustream.tv/channel/aj-kendo-f)、またツイッター等による文字や写真での試合速報も例年通り提供させていただく予定です。

昨年の第62回大会では、Ustreamで世界各国から2万人を超える方々に視聴いただき、当日の公式ホームページへのアクセスは57万ページビュー(過去最多を更新)を記録、剣道愛好家だけではなく日本国内外の一般の方々にも大いに好評を博しました。

全日本剣道連盟では剣道の普及・振興の一環として、これからもインターネットを積極的に活用し一般の方を含めた普及活動を推進していきたいと考えております。今後とも一層のご指導・ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

敬具

全日本剣道連盟公式ホームページ URL: http://www.kendo.or.jp

お問合せ先 千代田区九段南2-3-14 靖国九段ビル2F
情報・登録部門 橋本、矢野
Tel.03-3234-6271 Fax.03-3234-6007


PDF版もダウンロードできます。必要に応じて、ご活用ください。
第63回全日本剣道選手権大会 プレスリリース (PDFファイル : 99 KB)

係員打ち合わせ会を開催

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昨日2015年10月14日水曜日、19時から日本武道館大道場の観覧席において、第63回全日本剣道選手権大会の「係員打ち合わせ会」を開催いたしました。

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この打合せ会には、約60名のみなさまにお集まりいただきました。

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先ず、福本修二副会長兼専務理事の挨拶、続いて全剣連事務局(事業部門)の進行で全般的な打合せを行いました。

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その後、係り毎に分かれて念入りな打ち合わせを行い、係員打ち合わせ会は1時間程度で終了しました。

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大会当日まであと「19日」、準備は着々と進んでいます。

大会のみどころ

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竹ノ内、最年少連覇なるか

昨年は学生43年ぶり、しかも最年少・21歳で栄冠に輝いた竹ノ内、本年は学生として初の連覇にかける。

いよいよ新人の台頭めざましく、本大会では学生3名を含む平成生まれの剣士18名が檜舞台に立つ。一方、最多12回出場の米屋を筆頭に、内村・権瓶・石井・内田・曽根・小村らベテラン勢が踏ん張りを利かせ、観戦の興味はいや増す。

有力選手を挙げると、

第1ブロック は、懐が深くストレートの面技を得意とし、特に出ばなの面は脅威のスピードをもつ西村(龍)。気力十分、典型的な攻撃型で突きから相手を崩し打突の好機をつくる安藤。守りが固く、相手の手元を浮かせての小手、また鍔競り合いからの絶妙な引き技に定評がある西村(英)。

第2ブロック は、身体能力が抜群で、出て良し引いて良し、思いのままに技を使いこなす梅ヶ谷、台風の目となる予感も。今回、竹ノ内を除く優勝経験者は内村ただ一人。一昨年に続き4度目、返り咲きにかける内村。その相手は、観察力に富み対手に応じ変幻自在に攻め立てる野田。この1回戦がヤマ。そして、遠間からの面を主砲とした荒削りな戦いぶりに大器をうかがわせる北浦。

第3ブロック は、攻守のバランスが良く、間を詰め相手を引き出し、出ばな、応じ技にて仕とめる松﨑。また、地力一番、体幹の強さと中心の攻めに厳しさを持つ正代。が、惜しむらくはむら気あり、これを克服できれば一気に優勝戦線へも。さらには、小柄ながら度胸満点、誘っての返し技、相手の手元を浮かせての小手、至近距離に詰めての突きが得意の萩原。左右上下に相手を揺さぶる難剣で、昨年、内村を3回戦で退け波乱を巻き起こした竹下。

第4ブロック は、やはり本命格は竹ノ内、自らを絶好調へと導く能力は群を抜く。また攻守万能で連覇の可能性は十分に。出ばな技と、面技のタイミングから落とす小手が得意の勝見、集中力が持続すれば上位進出も。防御が固く打突の機会を与えず、相手がしびれを切らした所を一気に勝負をかける真田。オーソドックスな剣風ながらも、間合の駆け引きと打突時の気魄が鋭い笠原。

さて賜杯を手にするのは。

剣窓編集委員・真砂 威

62nd All Japan KENDO Championship_311

 写真は、前年度、第62回全日本剣道選手権大会 決勝戦 竹ノ内選手 vs 國友選手

 ブラウザによって正しく表示されない恐れがある人名漢字は一部常用漢字に変更しております。

日本剣道形 演武者について

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第63回全日本剣道選手権大会における公開演武「日本剣道形」は、以下の範士2名によって行われます。

日本剣道形 演 武 者

打太刀 石 塚 美 文 Yoshifumi ISHIZUKA 剣道 範士

12th All Japan Kendo 8-Dan Tournament_323

仕太刀 亀 井   徹 Toru KAMEI 剣道 範士

61st All Japan TOZAI-TAIKO KENDO TAIKAI_402

公開演武「日本剣道形」は、開会式の終了後、10:00から約10分間を予定しております。

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写真は、前年度、第62回全日本剣道選手権大会での日本剣道形公開演武

日本剣道形とは

大正元年、各流派の優れた技をもとに制定されたのもで、太刀の形7本、小太刀の形3本、計10本より成り立っております。最も理にかなった、刀の操作法が組み込まれており、剣道の神髄を追求し、技の理合を極めた剣道修錬の基本となるものです。

公開演武 少年剣道指導について

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第63回全日本剣道選手権大会における公開演武「少年剣道指導」は、「木刀による剣道基本技稽古法」を行います。

演武団体および指導者

演武団体 東京都 調布市剣道連盟 少年少女のみなさん
指 導 者 箕輪 聖子 Masako MINOWA 剣道 錬士六段

 当日の演武は、本年3月に行われました第10回東京都少年剣道大会にて優勝(2年連続4回目)をした選手と連盟を代表する演武者24名の少年少女にて「木刀による剣道基本技稽古法」を 箕輪 聖子 剣道錬士六段の指導により演武いたします。

公開演武「少年剣道指導・木刀による剣道基本技稽古法」は、3回戦終了後(ベスト8が出揃い、2試合場から1試合場になる時)、15:10から約15分間を予定しております。

62nd All Japan KENDO Championship_575

写真は、前年度、第62回全日本剣道選手権大会での少年剣道指導公開演武

木刀による剣道基本技稽古法とは

全日本剣道連盟では木刀は日本刀の代用であり、木刀の操作を修錬することによって「剣の理法」を理解し、特に基本の習得には効果的であるということから、「木刀による剣道基本技稽古法」を平成15年6月に作成しました。

この稽古法の目的

  1. 竹刀は日本刀であるという観念を理解させ、日本刀に関する知識を養う。
  2. 木刀の操作によって、剣道の基本技を習得させ、応用技への発展を可能にする。
  3. この稽古法の習得によって、日本剣道形への移行を容易にする。

上記3点の趣旨によって、多くの技の中から9本の基本技が選定されており、その構成は次のとおりです。

この稽古法の技名称

  1. 基本1 一本打ちの技「正面」「小手」「胴(右胴)」「突き」
  2. 基本2 連続技(二・三段の技)「小手→面」
  3. 基本3 払い技「払い面(表)」
  4. 基本4 引き技「引き胴(右胴)」
  5. 基本5 抜き技「面抜き胴(右胴)」
  6. 基本6 すり上げ技「小手すり上げ面(裏)」
  7. 基本7 出ばな技「出ばな小手」
  8. 基本8 返し技「面返し胴(右胴)」
  9. 基本9 打ち落とし技「胴(右胴)打ち落とし面」

木刀による剣道基本技稽古法の動画

剣道動画は、YouTube「全日本剣道連盟公式チャンネル」でご覧いただけます。

テレビ解説者について

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第63回全日本剣道選手権大会のテレビ放送は、先日お知らせ(テレビ放送について)いたしました通り、大会当日の2015年11月3日(祝・火)13:00〜16:00までNHK「BS1」、16:00〜17:30までNHK「総合」にて生放送が予定されています。

番組中の解説は、昨年に続き、警察大学校教授の石田利也さん(教士八段・全剣連強化委員)が担当します。

石田利也さんは、本年5月に日本武道館で開催された第16回世界剣道選手権大会(16WKC)の男子監督として日本を個人・団体ともに優勝へ導き、この全日本剣道選手権大会では、第40回と第43回大会の二度の優勝者でもあります。

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写真は「第16回世界剣道選手権大会」で優勝インタビーを受けている石田利也監督

当日入場券の販売情報

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大会当日、2015年11月3日(祝・火)の当日入場券の販売は、以下の通りとなります。

入場券種

券 種 指定・自由 価 格 場 所
アリーナ席 指定席 6,000円 試合場の階
1 階 席 指定席 3,000円 地上1階
2 階 席 自由席 1,000円 最上階(地上2階)
小中学生無料券 自由席 無 料 最上階(地上2階)

販売開始時間および場所

販売開始時刻 2015年11月3日(祝・火) 午前8時15分 〜
アリーナ・1階席 日本武道館 正面チケット売り場
2階席・小中学生無料券 日本武道館 南西2階入口

その他

  • アリーナ席は、特に残りが少なくなっており、お求めいただけない場合もございます。
  • 小中学生の入場無料券は、配布枚数に限りがございます。無料券は無くなり次第、配布は終了となります。

上記2点をご承知の上、ご来場ください。

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昨年、8:00分頃の「正面入口」当日券売り場の様子

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昨年、8:30分頃の「南西2階入口」当日券売り場の様子


出場選手内訳

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第63回全日本剣道選手権大会に出場する64選手の職業別・年齢・出場回数・段位別の内訳を掲載いたしました。ご覧ください。

62nd All Japan KENDO Championship_404

写真は、前年度、第62回全日本剣道選手権大会の開会式のものです。

 

職業別内訳

職 業 63回 第62回 第61回 第60回 第59回
警察官 47名 53名 51名 53名 49名
教 員 6名 2名 5名 1名 5名
会社員 4名 2名 4名 2名 3名
刑務官 3名 3名 3名 5名 3名
学 生 3名 3名 1名 2名
非常勤講師 1名
大学院 1名
医 師 1名 1名
団体職員 2名
学校職員 1名
合 計 64名 64名 64名 64名 64名

ここ数年では1番少ないながらも例年通り、警察官が大部分を占めています。
昨年と比べますと、教員(非常勤講師含む)が7名と増加しています。

 

年齢内訳

年齢項目 63 第62回 第61回 第60回 第59回
平均年齢 28.8歳 29.8歳 29.5歳 30.2歳 30.1歳
最年長 39歳 38歳 37歳 37歳 39歳
最年少 20歳 21歳 22歳 22歳 21歳

平均年齢は、例年と比べ1歳程度下がり(若返り)ました。
最年長は、曽根選手(愛知)と米屋選手(埼玉)の2名。
最年少は、梅ヶ谷選手(福岡)と真田選手(鳥取)、ともに大学二年生です。

 

出場回数内訳

出場回数 63 第62回 第61回 第60回 第59回
12回 1名
11回 1名
10回 2名 1名 1名
9回 2名 2名 1名 1名
8回 2名 2名 1名
7回 1名 1名 2名 2名
6回 1名 3名 1名 2名 3名
5回 3名 5名 2名 6名
4回 3名 5名 2名 6名 5名
3回 10名 13名 7名 9名 8名
2回 14名 15名 14名 9名 14名
初出場 29名 25名 29名 30名 24名
合 計 64名 64名 64名 64名 64名

今大会最多出場選手は12回目となる米屋選手(埼玉)。
10回出場選手表彰は、原田選手(福島)と内村選手(東京)の2名(詳しくは後日、記事として掲載予定です)。
次いで7回出場の鹿野選手(山梨)、6回出場の小村選手(島根)と続きます。

 

段位別内訳

段 位 63 第62回 第61回 第60回 第59回
七段 2名 2名 2名 1名
六段 18名 23名 20名 27名 23名
五段 29名 24名 32名 27名 32名
四段 12名 15名 10名 10名 7名
三段 3名 1名
合 計 64名 64名 64名 64名 64名

今大会の最高段位となる七段は、米屋選手(埼玉)と権瓶選手(東京)の2名。

大会当日の情報提供について

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2015年11月3日(祝・火)、日本武道館にて開催される「第63回全日本剣道選手権大会」は、インターネットを通して、世界各地の剣道愛好家へ迅速に大会情報をお伝えする準備を進めています。

62nd All Japan KENDO Championship_087

スタッフ一同頑張りますので、みなさまの暖かいご支援をよろしくお願いいたします。

第63回全日本剣道選手権大会において利用を予定しているソーシャルメディア(外部サービス)のURLは以下の通りです。

ソーシャルメディアURL
Ustream http://www.ustream.tv/channel/aj-kendo-f
facebook http://www.facebook.com/kendo.jp
Twitter http://twitter.com/ajkendof
You Tube http://www.youtube.com/user/ZennipponKendoRenmei
Flickr http://www.flickr.com/photos/aj_kendo_f/

上記の外部サービスを一覧できるリンク集サイト「KENDO HEADLINE ー剣道ヘッドラインー」もご活用ください。

10回出場記念の胴が完成

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10回出場の記念として、開会式で原田選手(福島)と内村選手(東京)の2名へ贈呈される胴が出来上がりました。

63rd All Japan KENDO Championship_018

63rd All Japan KENDO Championship_019

 いまは胴の裏書きの写真のみですが、大会当日、お二人へ贈呈後に胴の表側も 全剣連公式Flickr へ掲載する予定です。お楽しみに。

 10回出場を達成した選手は、お二人を加え、以下の27名になりました。

No 氏 名 所属 称号 段位 年齢 開催年 大会
1 下村 冨夫 徳島県 教士 七段 38歳 1964年 第12回
2 岩谷 文雄 秋田県 教士 七段 43歳 1966年 第14回
3 千葉 仁 東京都 教士 七段 32歳 1976年 第24回
4 山田 博徳 熊本県 教士 七段 32歳 1980年 第28回
5 末野 栄二 鹿児島県 教士 七段 34歳 1983年 第31回
6 明石 和己 岩手県 教士 六段 38歳 1985年 第33回
7 川添 哲夫 高知県 錬士 六段 35歳 1985年 第33回
8 横尾 英治 和歌山県 教士 七段 37歳 1987年 第35回
9 加治屋 速人 埼玉県 教士 七段 34歳 1988年 第36回
10 西川 清紀 東京都 錬士 六段 33歳 1988年 第36回
11 大門 進 富山県 教士 七段 38歳 1988年 第36回
12 古川 和男 北海道 教士 七段 35歳 1989年 第37回
13 池田 和夫 青森県 教士 七段 42歳 1991年 第39回
14 武藤 士津夫 福島県 教士 七段 34歳 1992年 第40回
15 権瓶 吉孝 新潟県 教士 七段 41歳 1994年 第42回
16 山中 洋介 鳥取県 教士 七段 36歳 1996年 第44回
17 宮崎 正裕 神奈川県 教士 七段 36歳 1999年 第47回
18 栄花 直輝 北海道 錬士 六段 32歳 2001年 第49回
19 高橋 英明 京都府 教士 七段 36歳 2001年 第49回
20 鍋山 隆弘 茨城県 錬士 七段 36歳 2005年 第53回
21 原田 悟 東京都 錬士 六段 33歳 2006年 第54回
22 井口 清 埼玉県 教士 七段 37歳 2007年 第55回
23 染谷 恒治 千葉県 教士 七段 43歳 2009年 第57回
24 高鍋 進 神奈川県 錬士 六段 36歳 2012年 第60回
25 米屋 勇一 埼玉県 錬士 七段 37歳 2013年 第61回
26 原田 賢治 福島県   六段 34歳 2015年 第63回
27 内村 良一 東京都 錬士 六段 35歳 2015年 第63回

 所属・称号・段位・年齢は、大会当時の情報です。

16WKCサイン入りボードの展示について

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大会当日の2015年11 月3日(祝・火)、日本武道館正面玄関(プログラム販売所付近)に第16回世界剣道選手権大会日本代表選手団の「サイン入りボード」を公開展示することにいたしました。当日、会場にお越しの皆様は是非、ご覧ください。

審判会議を開催

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本日2015年11月2日月曜日、午前10時30分から約1時間、日本武道館小道場にて、第63回全日本剣道選手権大会「審判会議」が行われました。

この会議には、本連盟役員の奥島快男普及担当常任理事、三宅一志試合・審判担当常任理事ならびに今大会の審判長を務める田口榮治範士をはじめとする審判主任・審判員、総勢21名が全員参加され、警視庁の特練選手を試合者に審判実技を織り交ぜながら熱心な打合せを行い、明日の大会 に向けた審判団の意思統一がはかられ終了しました。

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審判会議の写真は、全剣連公式 Flickr にも掲載しています。ご覧ください。


審判割当表

審 判 長 田 口 榮 治(東 京)
  試合場 試合場
審判主任 川 本 三千弘(兵 庫) 忍 足   功(千 葉)
審 判 員 1組 中 田 琇 士(東 京) 1組 濱 﨑   滿(東 京)
寺 﨑 邦 朗(佐 賀) 小 坂 達 明(大 阪)
鈴 木 康 生(和歌山) 大 嶽 將 文(愛 知)
2組 石 田 健 一(大 阪) 2組 藤 原 崇 郎(広 島)
豊 村 東 盛(東 京) 亀 井   徹(熊 本)
末 平 佑 二(石 川) 古 川 和 男(北海道)
3組 俣 木 正 喜(鹿児島) 3組 髙 橋 俊 昭(京 都)
石 塚 美 文(大 阪) 金 木   悟(静 岡)
蒔 田   実(千 葉) 久保木 文 夫(神奈川)

 

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